タロットの歴史について

こんにちは、もも猫占い運営です。
タロットの歴史について、簡単に解説していきます🐱

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タロットは元々ゲームだった？

タロット起源を辿ると14世紀ごろにさかのぼります。
北イタリアのルネサンスでゲームやギャンブルのために使われていました。
この頃はトランプの原型となる４つのスート(マーク)と人物で描かれていたようです。

15世紀半ばには、貴族の中で22枚の現在の大アルカナにあたるものが追加され、現在のタロットへと発展していきます。

タロットは元々は超高級品

グーテンベルクの活版印刷ができるまで、そもそも本というのは高級品であり、それを手書きで写していました。
活版印刷の隆盛後、聖書が世界中で読まれていったのはあまりにも有名な話ですね。
そのような背景から、もちろん最初はタロットもそれぞれが手書きのオーダー品。一部の貴族たちの間で高価な贈答品としての立ち位置で流行していましたが、時代の変遷とともに安価な木版が量産され、人々の間に広がっていきました。
それでもまだその時は、占いとしての立ち位置ではなかったようです。

占いとしてのタロット

タロットがゲームではなく、占いとしての立ち位置を広げていったのは、1700年代のこと。
クール・ド・ジェブランやド・メレといった学者が古代エジプトの叡智を隠した暗号ではないかという発表により、タロットは人々の心を魅了して、広まっていきます。その辺りから、占いとしての立ち位置としてのタロットの旅がはじまります。
この時のフランスは、民衆が王政に疑問を持っていた時期で、のちに引き起こされるフランス革命は、もはや説明不要ですね。

タロットが持つ魅力的な世界観と、キリスト教ではない新しい精神的支柱を求めていた人々にとって、古代エジプトの文化は、その時の人々の心の支えとなり、また逆に”新しいもの”として、受け入れられたのでしょう。

現代のタロット

1900年代になると、タロットはさらに定着していきます。
オカルト界隈の若者が新しいアイコンとしての地位を押し上げたのです。
さらにユング心理学との相性も相まって、私たちの心の中を探しにいく…特に生き方を模索していた人々に、タロットの存在が刺さっていったのでしょう。

科学の発展により、その存在価値は一度下がった。

科学の発展は宗教や占いの栄光を侵食し、じわじわとその価値を下げていきました。
科学の発達により神を信じる人が減り、もっと論理的に体系立てて説明することのほうが重要視されていきます。
日本でも第二次世界大戦の敗戦後、GHQによる教育改革と政教分離により、日本の政治の大事な選択肢の一つであった占いやスピリチュアルなものを大切にする文化も薄れていきます。

自己分析や自己実現のための、心の安定剤としてのタロット

文化が薄れていっても、占いというは独自の文化を水面下で広げていきます。
今では雑誌の最後の方に必ず月間占いがあったり、朝のニュースでも星占いのランキングを流したりしていて、おみくじのような立ち位置で、現在も私たちのそばに寄り添っています。
タロットは、自分自身の深い心の奥にある深層心理を引き出したり、自己実現のためのものとして利用したり、未来を読み解くための指針として、今も脈々とその歴史を作り続けています。

私たちの心に寄り添うタロット

タロットの真価はその強いメッセージ性であると言えるでしょう。
私たちはこの新しい時代に悩み、価値観のアップデートを余儀なくされ、正解のゴールが分からずに途方に暮れている迷子の子羊のようです。
そんなどうしようもない不安の時は、ぜひタロットを引いてみてください。
あなたの心に寄り添い、あなたの心の行き先をアドバイスしてくれる強い味方となるでしょう。

もも猫占いでは、深夜で一人悩むあなたに向けたタロット占いを、今後も提供し続けます。
悩み大きこの時代に、個々の力を試されるこの時代に、あなたの心に寄り添えますように。